零から始まる十の詩 ten poems that begin from zero


それは無限に続く言葉
君には届いていますか
ひとつでも欠けてしまえば
全てが崩れ落ちる

始めようか
血の通わない遊技
何もないところに生まれる
僕らの想い


『0と1の世界』




耳の奥で響く賛美歌
戦場に訪れる聖夜
廃墟と瓦礫 乗り越えて
神様はやって来るのでしょうか

そっと「メリークリスマス」
呟くだけで優しくなれる

御旗 掲げて
愛する者を護る為
剣 振り上げ
恋しい者の遺志を抱いて

赤に染まれど 鬼になとうと
今だけは優しく「メリークリスマス」。




「瓦礫の上で」







夜のベールが僕らを包んで

互いの声すら届かなくて

迷子にように僕たちは


あと少し

あと少しだから


ほら

ランプは灯さなくていいよ


ここにいる僕たちを

やがて朝日が包むから

それは冷たい色をしているかもしれない

君は望まないかもしれない


でもほら


明かりは消して


「ここから全てが始まる」





何も知らなかったあの頃
君は僕の全てだった。
楽しい時も辛い時も
いつも君の傍にいて
君のことを見守っていた
君のことを見つめていた

君は僕の全てだった
君もそうだと思っていた。

ある日世界は崩壊を遂げて
君は僕にさよならを告げた
君を止める術を知らず
ただ泣いて 消える君を見つめていた。

なにも知らなかったあの頃
君は僕の全てだった。
全てが思い出になった時
僕は君にさよならを言った

もう一人の君へさよならを言った
もう一人の僕へさよならを告げた



「なにも知らなかった頃」







互いへ向かう僕らの軌跡で
きれいな円が描けるだろう

「弧を描く僕ら」




<<1-5 Home