星見な夜の10の詩 ten poems of stargazer's night


「星月夜」

凛と響く
冷え冷えとした残光

あなたの姿は見えるけど

そこに、
居ますか?
私の声は届いていますか

冷えた空気に揺れる
遠い遠い光

あなたの姿は見えるけど




そう、全ては
六星の名を持つ君が為。
嗚呼、私は祈る。
君の幸いを 君の富を
君の安らぎを 君の愛を。

(君のことが大嫌いだったよ。)

君が為に行った我侭を
どうか許して。
そしてどうか
いつか もう一度
あの星の下 君に会うことを期待させて

君のことが本当に、だいきらいだったよ。



『すばる』





「ゼータ・セルペンティス」

あの星に誓う
蛇遣いが大切に抱える星に



いつまでも
君を想う





何億年もの向こうの彼方
そこに君はいるのだね
愛しい愛しい 僕の片割れ。


僕達は
同じ巣の中で生まれ
共に別々の道を飛んでいった。
パパやママはいないけど
僕達は巣の中で共に大きくなって
銀河の彼方へ羽ばたいてった。
愛しい僕の 片割れ達。


時々疲れたら
何億年もの向こうにある
巣へと帰るよ。
きっと君も 戻ってくる頃だろうから。
共に再会を喜び合おうね。



あの雲の中で
僕達は生まれ 還っていく。
そこは流星のゆりかご。



『オールトの雲』





「星の祭り」

星が踊る

彗星 ステップかろやかに
天の河 手を繋いで
転げ回った 流れ星

星が祝う

雨雲 遊ぶ雲の上
カササギ 羽根で橋渡し
2人は出会った 河の上


地上はしめやか 雨の音
見上げる雲の遙か先
人だけが知らず




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