真夜中の秘密十の詩 ten poems of secret in the midnight


秋の野に響くヴィオロンの
切なく甘い溜息よ
月夜に響くその調
水の畔に舞い降りて
ニンフェアの心掻き乱す



夢の一夜の恋歌よ




『深淵のほとりで』




さあ、心を隠して
欺き合えば

踊る戦慄
夜の調べ

月の明かりに
あなたの空蝉

星屑の上
流星が響いた
緞帳の向こう
涙が消えた


真実は、夜の底で眠ってる


だから今宵
嘲笑う仮面で心を覆って
手に手を取って踊りましょう


さあ、欺き合えば


仮面舞踏会(マスカレイド)>




カーテンを開けて
月明り浴びるの
呪文を唱えて
今宵あなたは来るかしら

神様も眠ったわ
起きているのは私だけ
窓を叩いて私を呼んで
ネバーランドに連れ出して

二人で唱えたおまじない
恋の魔法は効くかしら
明日も待っているから


窓を叩いて
私を呼んで



『窓に鍵もかけずに』




青い光が私を染める

何よりも赤が栄える世界で

私は染まる

あなたの赤に


[月光浴]




紅く染まった月昇る
高みを極め極限へ
闇を染めゆく紅蓮の灯
享楽か地獄
極楽と奈落
貴方が見るのはどちらの世界
私が選ぶはどちらの夢か


月が昇る
死と生を刻む 月が昇る




「月の見る夢」




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