神様のいない間に10の詩 ten poems when the month lost god


祈ることをやめました
乞うことを諦めました
願いなんか叶わない
神様なんてもういない
愛は私に必要ない
恋は私はもうしない
それでも 今も十字架を胸に掲げてしまうのは
もうやめようと決めながら
貴女を信じるからでしょう
貴女のその微笑みを
たった一つの糧として

「十字架を探して」




月夜に浮かんだ 赤い色
黒く黒く
汚れていくのは

この手に乗せて
掲げてみせる
跪いて

月夜に浮かんだ 赤い笑み
深く深く
落ちていくのは

頬を伝って
落ちる雫

受け止めて
この結末しか選べない
憐れな私の頭蓋の雫


「あなたの心臓に私の石頭をおいて」




仄かな願いと引き替えに
絹糸の髪を手放して
『生きて欲しい』
刹那な想いで剣を渡した
祈りは散り 願いは叶わず
海底に響く絶望は
貴方に届きましたか
恋に生き 愛に逝った 愚かで愛しい妹よ
どうか天空では幸せになって
その麗しき歌声を
再び私にどうか聞かせて
大空を舞台に歌う貴方を
わたしはじっと見つめるから
寒く暗い海底で
貴方という光を希望にして





虚空を見る鳶色の瞳に
映る輝きを
人は知らない

その透明な翅の煌めき

虹色の軌跡を追って
少年は駆ける

微笑んで

何を見ているの?と
妖精だよと答えた彼が
何を見ていたのかを
私は知らない


「少年のささやかな密会」




原材料ほど 甘くないモノなーんだ?
答えは簡単 「オンナノコ」
どんなに砂糖で固めても
卵を食べたら 女の子は蛇の仲間
香しいスパイスに包まれて
女の子はユメを操る術を知る
それで獲物を狩る為に

女の子はなんで出来ている
女の子はなんで出来ている
女の子は可愛さと傲慢のスパイスで着飾って出来ている



6-10>> Home