光満ちる10の詩 ten poems of happiness



きらきらと

またたくように

かわる せんりつ

ゆめみるように

はらはらと

おとのきらめきが

ふりそそぐ

ほしが きょうも

ゆめをみている


『綺羅綺羅星変奏曲』





水滴をスコープにして
朝を覗けばそこは万華鏡
七色の光がめまぐるしく入り乱れ
眩しいほどに輝いて

木苺の酸っぱさと甘さ
蝉の鳴き声
落ち葉を集めてのたき火
白銀の世界を駆け回り

朝露に映る世界は
凝縮された 幼き日の笑顔


「朝露に映る世界 」






それは 光

静謐な
この戒めの園にそそぐ
美しい 一筋の祈り

時すら定められたこの地で
あなたは今も永眠(ねむ)っている


それは祈り

嘆きを秘めたあなたの祈り
この一筋の光を戒めに
私もここに眠ろうか


それは



死の戒めに囚われた
この園にそそぐやわらかな日射し


「受戒から覗く木洩れ日」






花の無い果実にだって心はある
光を愛し、天を想う心が


口内に広がるこの味の名は罪
甘く蕩けて啄ばむものを地に追いやる
墜落という名の奈落
果てが無い 散り逝く命の苦痛

その眼に映すは 空高く輝く天空の舞台
その耳に流れるは ボーイソプラノの天使の調べ
『ああ、そうだ、私は…』
重力に逆らうことの許されない身体




ツイラクする 花無き果実




かつて神に背いた代償
花咲くことも許されぬこの身
それでも光に憧れて
天の囁きに耳傾けた


眩い光の中で 花咲くことを夢見て



『シャンデリアは天使の囁き 』





僕らの手は小さくて
空に向かって伸ばしても
風を切るばかり

なのに、君は言う

「ごらんよ」と

「僕らの手で
太陽を覆うことが出来るよ」

空っぽの手のひらを
太陽にかざしてみせる

幼いころ歌った歌にあったね

「掌を太陽に」




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