光満ちる10の詩 ten poems of happiness


玉虫色に輝く螺旋
その先を目指して歩く
大きな瞳の少女
虹の橋を駆け上がり
彼方目指して突き進む
心のないブリキ
臆病な獣
知能の無いかかし
みんなまとめて 面倒みるわ
玉虫色に瞬く螺旋
その先にあるのは希望
輝く瞳の少女
魔法使いの杖握り
虹の彼方を突き進む
希望の橋を突き進む
「太陽に架かる虹」
燐光
小雨降る原を鮮やかに舞い散る幻の炎
いつかだれかが
あれは死者の魂だよと、耳元でささやいた
繰り返し繰り返し
触れてはいけないよと
魅入られてしまえば、
お前もまたあの仲間になってしまうからねと
あれは誰だったろうか
光に触れて
もう帰らぬ面影
人を魅入るは妖し鬼の灯
小雨降る原に満ちる哀し人の灯
「鬼灯」
ステンドグラスから注し込む
朝の光は暖かく
厳かなミサに
少年達の気高い調べ
主はきませり
主はきませり
賛美と栄光
音楽の底に沈む
祈りは静寂
強く 神を求める
主よ、
どうか我を 哀れみ給え
祈りは終わり 音楽はやみ
神の聖域は閉ざされた
救いの叫びと懺悔の祈りは
七の夜の間を眠り続ける
初めて飲んだ神の血は
私の喉を甘く焦がした
「ステンドグラスに祈れば」
開幕ベルがはじまりを告げる
この舞台は、
世界には狭すぎるけれど
私は星
まぶしい光を浴びて
ひとときの夢
さあ、無限の空に変えて
夢と幻の饗宴を始めましょう
開幕ベルがはじまりを告げる
私は星
夢幻の舞台を空に、瞬くように踊れば
「エトワールに盛大に拍手を」
それは、気高き者のみ昇ることが許される
光の梯子
空高く続く光の螺旋
一足一足昇っていく
その先に待ち受けるのは
悪魔の笑みか天使の罠か
それは、賢き者だけが触れられる
虹の架け橋
眩い光のその先に広がるは
天と地で争いあう
壮大なる 聖戦の舞台
采は 投げられた
後戻りはもう出来ない
それは、愚かな者だけが恐怖に震える
最期の審判への入り口
かつて救世主を裏切った罪は重く
自責の刃がその身を貫く
十字架の罰を背負い生きる
曇った瞳が映すもの
それは、賢き者が築きあげた
創生の 礎
始まりの祖となる 申し子よ
「ヤコブの梯子」