旅人へ送る10のお題 ten titles of the letter for wanderer


たとえるなら
君のようなやさしさ
思い出の在処
僕を支える願い
たった一つの誓い
君がくれた標を
抱いて
僕は行く
僕は行くよ
ランプ鞄に詰め込んで

ランタン灯して夢路を歩く
夢魔が潜む木を炎で燃やし
世界を明るく染めよう そこは夢が丘
夢幻の可能性 秘めた楽園
欲しいものは全て手に入る…ただ一つを覗いて
みんなの夢の共有地 そこは夢が丘
お目当ての夢はまだ来てない
きっと君はまだ夢現
ランタン そっと木にかけて
丘に寝そべり 君を待つ
欲しいと思ったんだ 手に入らないただ一つ
欲して 求めて 手に入らなくて
でも どこかでホッとしてた
もしそれを手に入れたら
本当に欲しいものを失っていたから
もう一つを永遠に
永遠に 君を失っていた
パステルカラーの夢夢の中
一際明るいオレンジの光
夢の中に舞い降りて
それを見たら安心して 満足した
「さあ、帰ろうか」
君にはもう会えないけれど
それでも時々君に会いに行く
僕と君を繋ぐ道
そこは夢が丘
夢幻と無限を繋ぐ場所
『夢だけが繋ぐ僕らの道』

どんな言葉を選ぼうか
前略 拝啓 お元気ですか ?
どんな思いを綴ろうか
僕は元気です
ここは空気がとても美味しくて
時折空を見上げては
君に見せたいと
短くてもいい
長くてもいい
きっと伝わると信じているから
今から届けるよ
けどその前に
「記念切手、一枚」

いつも思うのです
青い空一面に
君に手紙を書けるなら
どんなに良いか
燃える暁に
真昼の 青空に
黄昏の金色に
星が散る夜に
全ての空を使って
貴方に手紙を書くのです
そうすれば 貴方は
世界のどこにいても
私からの手紙が読めるでしょう?
お返事は羊雲にしたためて
私の家まで送ってくださいね
私はいつも思うのです
この空のように
時間ごとに変化するこの想いを
全て 貴方に届けられたら
こんな素敵なことはない
そう いつも思うのです
この広い空一面を
貴方の想いで埋め尽くせたら
『空の封筒に雲の便箋』

落ちた一枚
地面で跳ねた
ああ、これは
思い出の音だろう
[財布に紛れたクォーター]