幸福なひととき10の詩 ten poems of happiness


過去と未来が結ぶ地に
僕と君の二人だけ
この瞬間を永遠に
右手に黄昏 左手に黎明
絡めた指から光が零れ
時と時との狭間を縫って
いまこの瞬間を 永遠に。
「君と僕との今日の証に、明日を創ろう」
チャリン。
(これ1つで私の食費1.5日分ね。)
チャリン。
(漫画も一冊買えましてよ。むむむ・・・。)
チャリン。
(ちょっ反則!そんな眼で私を見ないで!!)
チャリン。
(見ないで!誘惑しないで!私に構わないで〜!!!)
「すいません。この子、下さい!」
(負けた・・・けど。良いの。)
(だって、心がとても 温かいから。)
「うさぎさん一つ、四百円になります。」
日付は0214
時間は0000
お菓子会社の陰謀に便乗
たくさんの愛を食べてみせてよ
日付は0214
時計は1200
製菓会社の陰謀なんて
私たちには関係ないわ
たくさんの愛を喰べてみせてよ
愛の日なんて誰が決めたの?
チョコレートを送る訳を教えて?
失敗しても美味しいって言ってくれる?
貴方の為だけに作るから
沢山の愛を喰べて魅せてよ。
「召しませ手作りショコラータ」
大体さ、急に呼び出しといて僕が来た途端なんで泣き出すの?新手の嫌がらせ??
え?今日は僕の誕生日だからプレゼント渡そうと思って勇気を出して呼び出して、
それで僕の姿を見た途端プレゼント家に置いてきた事に気付いて、
それでどうしようかと途方にくれたら涙が出てきた?
・・・ほんっとーに、君ってバカだね。
ちょっと、本当のこと言われたからってまた泣かないでよ。あーやだやだ。
全く僕が泣かしたって思われるじゃん、あーやだやだ。本日二回目の「やだやだ」だよ。
君さー、肝心なこと忘れてるよ。今日は僕の誕生日なんだよ??
イキナリ呼び出して、来た途端泣き出して祝うどころか嫌がらせ甚だしいよ、全く。
ほーらほら泣かないで。僕人の慰め方ってよく知らないのだから何も出来ないんだし。
・・・よし。少し落ち着いたね。
とりあえず僕に渡すものがあるのなら取りに行こうよ、一緒に行くからさ。
ねぇ、ところで、プレゼント渡して僕になんて言うつもりだったわけ?
・・・別にいいじゃん訊いたって。どうせ僕が思った通りのことなのだろうし。
勿論、それに対する返答は既に決まっているけどね。
・・・やだよ。今教えない。お楽しみは最後に取っておいた方が良いだろ?
とれあえず君の家に行く前にケーキ買わなきゃね。僕の誕生日ケーキ。
だって祝ってくれるんでしょ。その為に僕を呼んだのでしょ。
なんの為に誕生日予定あけといたと思っているのさ、全く。
ほら、もう泣かないで。さっさと涙拭いてよ、ほら。
さ、行こう。
「多分、答えは君の思う通り」
青空の下 繋いだテープはとっくに千切れ
僕の掌に残ったのは 最後に握った君の温もり。
たった一ヶ月が永遠に思える僕はきっと重症
青空の中 赤い線は風に泳いで
一ヵ月後の君を想像。断念。
ただただ、君の息災と幸福を祈って。
繋いだ手の温もりを 一ヶ月間忘れませんように。
「ボン・ボヤ―ジュ!」